メリットや手法、シスコムのブランディング実績まで ブランディングはなぜ必要?コロナ禍におけるブランディングの重要性

ミニナレ編集部

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ブランディングはなぜ必要?コロナ禍におけるブランディングの重要性

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、経済は大きな打撃を受けています。これまで広告を使って集客していた企業では、広告費の削減などにより、大きな打撃を受けているというケースも少なくありません。

そうした中で効果的なのが、ブランディングによるマーケティングです。ブランディングは効果発生までの時間と手間はかかるものの、上手く運用できれば広告以上の効果が得られる可能性があります。

そこで本記事では、ブランディングのメリットや手法、実際の事例などを紹介し、ブランディング戦略の有効性について解説します。

目次

    ブランディングとは

    まず最初に、ブランディングとは何か詳しく見ていきましょう。

    ブランディングとは、企業や商品に対するイメージを定着させる活動の総称を指します。ブランドのイメージは、そのパッケージやロゴ、ビジュアルなどによって見分けられ、さらに体験や感動が重なることで形成されます。つまり企業価値や商品価値を多角的なアプローチにより高めていくことで、市場価値を高めることをブランディングと呼ぶのです。

    身近な例でいえば、高級ホテルが挙げられます。ホテルの最大の目的である「宿泊する」という意味において、高級ホテルは割高な印象を抱くことがありますが、内装や館内設備、接客などの付加価値を与えることで、割高でも高級ホテルに宿泊した体験や感動の価値を高めているのです。こうした例は、さまざまなシーンで見かけられます。

    ブランディングの役割

    こうした意味でブランディングの役割は、認知の拡大や価値の創出にあるといえるでしょう。

    これまでの場合、企業の活動や商品を発信するには主に広告が必要でした。しかし広告を出稿するには安くない費用がかかる上、その効果も持続的ではありません。さらに情報が不特定多数にわたるため、効果の検証も難しく、期待通りの成果が得られないことも多々ありました。

    そこでブランディングを行うと、その活動そのものに広告宣伝効果があるため、新たな顧客接点の1つとして役立ちます。広告の弱点を補いつつ、新たな価値を伝える手法として注目されているのです。

    メリット・効果

    上記では費用面でのメリットを挙げましたが、その他にブランディングのメリットにはどのような点があるのでしょうか。下記では5つのメリットを詳しく解説します。

    MERIT -メリット-

    • ロイヤリティーの向上
    • 知名度アップ
    • アライアンスの強化
    • 資金調達などにも優位
    • 価格競争から降りられる

    ・ロイヤリティーの向上

    ロイヤルティーとは日本語で「忠誠心」のこと。ブランディングにより企業や商品の価値が高まれば、対象における愛着や信頼が生まれます。この愛着や信頼がロイヤリティーとなり、これらが高まればより強くつながった固定ユーザーとなるのです。このようにブランディングが効果的に行われると、ユーザーを強く惹きつけることができます。

    ・知名度アップ

    ブランディングによって「〇〇=〇〇社」というイメージがつけば、当然知名度アップにもつながります。認知を拡大されることで競争優位性が得られ、ここで紹介するさまざまなメリットが受けられます。

    ・アライアンスの強化

    アライアンスとは「企業同士の協力」のこと。知名度が向上し、業界での競争優位性が高まれば共同サービスや企業提携の機会が増えます。その際も交渉が有利に進められ、主導権を握った上で契約できるでしょう。業界内での地位向上にも有効です。

    ・資金調達などにも優位

    知名度やブランドイメージが高ければ、資金調達もスムーズに行なえます。銀行や投資家に対し企業の信頼性や将来性を訴求することで、より大きな金額を動かすことができるのです。再投資に再投資を重ねれば、事業を加速度的に伸ばせる可能性があります。

    ・価格競争から降りられる

    一般的に、ブランディングがなされていない商品は価格競争に巻き込まれます。価値が同じ商品なら、安いものを購入したい消費者の自然の摂理があるためです。ブランディングによって単独のイメージを付けられれば、プレミアム価格で勝負でき、価格競争に巻き込まれることを回避できます。

    シスコムではブランディングのご支援を行っております。御社のブランドを高め、UI・UXも考慮したデザインを作成いたします。

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    主なブランディング手法

    具体的なブランディング手法には、どのようなものがあるのでしょうか。「これが正解」という手法はありませんが、最低限下記で解説するようなステップは踏むべきでしょう。詳しく解説します。

    戦略を明確化する

    ブランディングを行うにあたり、まず取り掛かりたいことは戦略を明確にすること。どのような戦略で進めていくのかメンバーで共有することで、意思決定の判断材料となります。プロジェクトが滞った場合は、最初の戦略に立ち返ることは重要です。

    求めるターゲットと、それに対する価値を設定する

    どのような人を対象とし、その人々にどのような価値を提供するのかを定める工程です。ブランディングを効果的に行うためには、ターゲットを明確にし、その人々にダイレクトに刺さるような価値を提供することが非常に重要。ここを見誤ると、誰をターゲットにしているのか分からないブランディングになってしまいます。

    コンテンツを整える

    ターゲットと価値が明確化できたら、ターゲットに刺さるコンテンツを作成していきます。顧客の視点に立って、どのようなことを知りたいのか、伝えたいのかという観点からコンテンツを制作していきます。
    またアイディアがたくさん出てきても、それらをすべて入れることは注意が必要。コンテンツを入れすぎて、結局何を伝えたいのか分からないものになってしまいます。核となるコンテンツをベースに、内容や量を調節しましょう。

    各媒体とのビジュアルやデザインを統一する

    ブランディングで重要な要素として、統一感があります。1つの大きな軸で進められているプロジェクトは美しく、顧客への訴求もより強くなります。具体的にはパンフレットや名刺、HPなどを統一することが効果的。それぞれの媒体で異なるイメージだった場合、効果的なブランディングは難しくなります。

    効果を測定し、顧客との関係強化を図る

    ブランディングを行うにあたりさまざまな施策を行いますが、実施してそのままにしていれば十分な効果を得られません。施策をしてその効果を検証することで、良かったこととダメだったことが明確となり、改善の余地が生まれます。
    また、一度興味を持ってもらった顧客に対し関係値を維持する施策を継続することで、長い間コンテンツに興味を持ってもらうことが可能。そうしたメンテナンスもブランディングには必要不可欠です。

    こちらの記事では、ブランディングに効く記事広告の作り方についてご紹介しています。ぜひご参考ください。

    シスコムの実績

    以下では、これまでシスコムが行ったブランディングの実績を具体的に紹介します。どのようにブランディングを行ったのか、どのように提案したのか、製作時のこだわりはどのような点か、という3つの観点から解説します。

    日本カーバイド工業株式会社様

    日本カーバイド工業株式会社様

    1935年創業の日本カーバイド工業。ブランディングでは、複数回によるヒアリングから「社会や未来のための製品を提供している会社」という企業価値を抽出。これらをデザインやコピーを用いて表現しました。

    また、分かりにくい技術領域に関して、生活にどのような影響を与えているのかコンテンツを作成。視覚的に分かるように表現しました。

    提案でのポイントは、マーケティングとブランディングの2軸により、価値の創出と今後の運用を含めて提案。それらを叶えるスペシャリストで制作を行いました。

    製作時のこだわりとしては、ユーザーに分かりやすいサイト設計、導線設計です。具体的には製品ページから問い合わせまでの経路を明確にすることにこだわりました。

    実績紹介詳細ページはこちら

    SCSKニアショアシステムズ株式会社様

    SCSKニアショアシステムズ株式会社様

    2001年創業のSCSKニアショアシステムズ株式会社。ブランディングでは、従業員や組織としての魅力を伝えるべく、「数字で見るscskニアショアシステムズ」「社内の取り組み」「特徴・特色」「拠点紹介」のコンテンツを作成。さらに各拠点ごとのイメージが伝わるようにムービーを導入しました。

    提案では、具体的な企画とイメージを共有させることで実現可能性の高いものを提案。地に足の着いた提案とお褒めの言葉をいただきました。

    製作時のこだわりとしては、会社の強みやこだわりのみならず、従業員や組織としての強みを表現するサイトにすべく、コンセプトやデザイン、コンテンツを含めて立案しました。

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    多田建設株式会社

    多田建設株式会社

    大正5年創業の多田建設株式会社。ブランディングでは、創業100年の感謝と次の100年に向けた挑戦というイメージで表現。ゼネコンに対する「硬い」「大変」というイメージを払拭するために、他社サイトの調査をし、多田建設らしさを追求。さらには若い人達にも共感を得られるよう、親近感や魅力をアクティブ&エモーショナルに仕上げました。

    企業全体を包み込み、未来を見据えたブランドコミュニケーションとして提案。コーポレートサイトのみならず、採用サイトなどにも若者に興味をもってもらうべく、漫画コンテンツなどの導入などによって、一貫した提案を行いました。

    制作のこだわりとしては、管理者・訪問者双方が見やすく使いやすいUXを取り入れた点。すべてのステークホルダーに対応したブランディングにより、本来の多田建設を見てもらえるようなコンテンツ作成にこだわりました。

    実績紹介詳細ページはこちら

    まとめ

    ブランディングは企業活動を行うにあたり、今後重要になっていくことはいうまでもありません。特に広告費が削られるような状況では、自社のコンテンツにより訴求できるブランディングは大きな効果を発揮するでしょう。

    しかし効果的に行わなければ、時間とお金だけがかかり十分な効果は得られません。上記で解説したような手法や実際の事例をもとに導入していきましょう。

    ミニナレ編集部

    この記事を書いた人 ミニナレ編集部

    株式会社シスコムの記事コンテンツ編集部です。みなさまに価値のある記事の執筆をモットーに、わかりやすい記事を公開することを心がけています!おもにWeb制作や分析、WebデザインなどWebにまつわるノウハウ記事を執筆しています。Web制作やデジタルマーケティングでお悩みのかたは、お気軽にご相談ください!無料相談はこちらからどうぞ→ホームページ工房

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