コーポレートサイトの作り方は?失敗しない手順と必須ページを解説
- 公開日
2026.09.25
この記事は7分ほどで読めます

コーポレートサイト制作で失敗しないためには、目的とターゲットを明確にした上で、会社概要や事業内容などの必須ページを網羅し、適切な手順に沿って構築することがポイントです。
本記事では、コーポレートサイトの役割から、具体的な制作手順、必要なページ構成、自作と外注の比較、外注時の費用相場までを順番に解説します。
この記事のまとめ
- サイト制作は目的とターゲットを明確にし、ワイヤーフレームで設計してからデザインと構築に進む
- 信頼感を与える会社概要、事業内容、導入事例、採用情報、問い合わせフォームの5つが必須ページである
- 自作は予算を抑えられるが、品質や集客力を重視する場合は専門の制作会社への外注が適している
- 外注時の費用相場は、小規模で30万〜80万円、中規模で80万〜300万円、大規模は300万円以上が目安となる
- 公開後もスマートフォン最適化や定期的なコンテンツ更新、アクセス解析による改善の継続が必要である
目次
コーポレートサイトの役割と導入メリット

コーポレートサイトは単なる名刺代わりではなく、企業の信頼性向上や事業成長に直結する役割を担います。
MERIT -メリット-
- 信頼の獲得:取引先や顧客に安心感を与え、企業ブランドを向上させる
- 採用の強化:求職者へ自社の魅力を伝え、応募の質と量を高める
- 顧客の開拓:24時間稼働する営業ツールとして、新規の問い合わせを獲得する
企業情報を発信して信頼を獲得する
コーポレートサイトは、公式な企業情報を発信し、取引先や顧客からの信頼を獲得する役割を持ちます。
企業名で検索された際に公式サイトが存在しない、あるいは情報が古い状態では、ビジネス上の機会損失につながるケースも珍しくありません。最新の会社概要や代表者のメッセージを掲載することで、企業の透明性を示し安心感を与える効果が見込めます。
自社の魅力を伝えて採用活動を強化する
求職者に対して自社の社風や働き方を伝え、採用のミスマッチを防ぐことも大きな役割です。
現代の求職者は、求人媒体だけでなく企業の公式サイトを確認したうえで応募を検討する傾向があります。現場で働く社員のインタビューやオフィス環境を写真・動画で紹介し、求人情報だけでは伝わらない魅力を届けることにつながります。
問い合わせを増やし新規顧客を開拓する
サービスや製品の情報を網羅的に掲載することで、Web経由での新規顧客開拓につなげます。24時間365日アクセス可能なサイトは、優秀な営業担当者として機能し続けます。検索エンジン経由で訪問した見込み客に対し、わかりやすい導線と問い合わせフォームを用意しておけば、継続的なリード獲得の基盤が整っていきます。
失敗しないコーポレートサイトの作り方

コーポレートサイト制作で失敗しないためには、事前の企画設計から公開までのプロセスを適切な手順で進める必要があります。
| 制作のステップ | 実施する具体的な作業内容 |
|---|---|
| 目的とターゲットの明確化 | サイトの役割と訪問者のペルソナを定義する |
| 情報とページ構成の決定 | 掲載コンテンツを整理し、サイトマップを作成する |
| インフラの準備 | サーバーの契約と独自ドメインの取得を行う |
| サイト設計 | ワイヤーフレームを作成しページ構成を設計する |
| デザイン作成 | ターゲットに合う配色やビジュアルを形にする |
| テストと公開 | 動作検証を実施し、本番環境へ移行する |
サイトの目的とターゲットを明確にする
最初のステップとして、サイトを通じて何を達成したいのか、誰に情報を届けたいのかを明確に定義します。「名刺代わりにしたい」「採用を強化したい」といった目的によって、必要な機能やデザインの方向性が大きく変わってきます。
ターゲットとなる顧客層や求職者の属性を具体的に絞り込むことで、ブレのないサイト設計が可能になります。
掲載する情報とページ構成を決定する
目的に合わせて自社が発信すべき情報を洗い出し、サイトマップとしてページ構成を決定します。会社概要、事業内容、採用情報など、必要なコンテンツを過不足なく整理する作業です。各ページがどのようにつながるのかをツリー状に可視化し、訪問者が迷わず目的の情報にたどり着ける構造を計画していきます。
サーバーと独自ドメインを契約する
Webサイトのデータを置く場所となるサーバーと、インターネット上の住所である独自ドメインを用意します。無料のレンタルサーバーや共有ドメインを使用すると、企業の信頼性を損なうリスクがあります。セキュリティ対策や表示速度の観点からも、法人向けの有料サーバーを契約し、自社専用のドメインを取得することが一般的です。
ワイヤーフレームでサイト設計を行う
各ページに何をどこに配置するのかを定めた、ワイヤーフレームと呼ばれる設計図を作成します。デザイン作業に入る前に、見出しやテキスト、画像、ボタンのレイアウトを線画で決めていくプロセスです。この段階で社内の認識をすり合わせておくことで、後の工程での大幅な修正や手戻りを防ぐことができます。
ターゲットに合うデザインを作成する
ワイヤーフレームをもとに、ターゲット層に好まれる配色やフォントを取り入れたデザインを作成します。企業のブランドイメージを反映させつつ、視覚的な美しさだけでなく文字の読みやすさやボタンの押しやすさといった操作性も考慮する必要があります。デザイン段階からデバイスごとの見え方を想定しておくと、後工程での手戻りを防ぎやすくなります。
テスト環境で動作を確認し本番公開する
構築が完了したら、一般公開する前にテスト環境で表示崩れやリンクの動作確認を実施します。異なるブラウザや端末で正しく表示されるか、問い合わせフォームが正常に送信されるかを入念にチェックします。すべての確認を終えた後、本番のサーバーにデータを移行して正式に公開となります。
コーポレートサイトに必要なページ構成は?

企業の信頼性を担保し、訪問者の目的を満たすためには、特定の必須ページを網羅しておく必要があります。
| 必要なページ | 掲載すべき主な内容 |
|---|---|
| 会社概要 | 企業名、所在地、代表者名、設立日、資本金 |
| 事業内容 | 提供しているサービスや製品の詳細情報 |
| 導入事例 | 実際の取引実績や顧客の声 |
| 採用情報 | 募集要項、社員インタビュー、福利厚生 |
| 問い合わせフォーム | 相談や質問を受け付ける入力欄 |
信頼感を高める会社概要を記載する
企業の基本情報をまとめた会社概要ページは、多くの訪問者が目を通す重要なコンテンツです。正確な所在地や設立年、資本金などを記載することで、取引先としての実態と信頼性を示すことができます。代表者の挨拶や企業理念を添えると、自社の姿勢がより深く伝わり共感を生むきっかけにもなります。
自社の強みが伝わる事業内容を作成する
自社がどのようなサービスや製品を提供しているのかを、わかりやすく詳細に伝えるページを作成します。専門用語の多用を避け、顧客が抱える課題をどう解決できるかという視点で自社の強みをアピールする構成が望ましいでしょう。事業部門が複数ある場合は、カテゴリーごとにページを分けて整理すると閲覧しやすくなります。
導入事例を載せて説得力を高める
過去の実績やクライアントの声を掲載する導入事例ページは、サービスの品質を客観的に証明します。具体的な成果や導入前の課題感など、リアリティのあるエピソードを紹介することで、検討中の見込み客の背中を押す効果が期待できます。実績が数値で示せる場合は、積極的に公開していく手法が有効です。
働き方が伝わる採用情報を設ける
求職者向けに、募集要項だけでなく職場の雰囲気や働き方が具体的にイメージできる採用情報を設置します。給与や休日といった条件面だけでは、他社との差別化を図るのが難しい傾向があります。1日のスケジュール例やキャリアパス、福利厚生の利用実績などを紹介し、長く働ける環境であることをアピールしていきます。
問い合わせフォームを設置する
サイト訪問者がスムーズに連絡を取れるよう、わかりやすい位置に問い合わせフォームを設置します。入力項目が多すぎると途中で離脱される原因となるため、必須項目は氏名、メールアドレス、問い合わせ内容など最小限に留めるのが基本です。個人情報の取り扱いに関するプライバシーポリシーへのリンクも忘れずに併記します。
自作と外注のどちらで制作すべきか?

コーポレートサイトの制作手段には、社内リソースで自作する方法と、プロの制作会社へ外注する方法の2種類があります。
| 制作方法 | 適しているケースの判断基準 |
|---|---|
| 自作 | 予算が限られており、ひとまず名刺代わりのサイトが欲しい場合 |
| 外注 | 企業ブランドを確立し、集客や採用で確かな成果を出したい場合 |
予算を抑えたい場合は自作を選ぶ
初期費用を極力かけず、ひとまずサイトの枠組みだけを用意したい場合は、既存ツールを活用した自作が適しています。近年は専門的なプログラミング知識がなくても、テンプレートを使って直感的にサイトを構築できるサービスが普及しています。ただし、デザインの自由度が低く、セキュリティ管理や公開後のトラブル対応もすべて自社で担う必要があります。
品質や集客を重視するなら外注を選ぶ
自社の魅力を引き出し、ビジネスの成果に直結するサイトを構築したい場合は、制作会社への外注を選びます。プロのデザイナーやエンジニアが介在することで、競合他社と差別化された質の高いデザインと、検索エンジンに評価されやすい内部構造を実現できます。制作に要する社内の負担も大幅に軽減されるため、中長期的な投資対効果を考えると外注のメリットは大きいです。
失敗しない制作会社の選び方

外注を選ぶ場合、費用の安さだけで判断してしまうと、公開後に成果が出ないというケースに陥りがちです。自社の目的に沿ったサイトを完成させるためには、実績・運用体制・提案力の3点を軸に、複数の制作会社を比較検討することが重要です。
| 制作会社を比較する軸 | 確認したい具体的なポイント |
|---|---|
| 実績 | 自社と近い業種・企業規模のコーポレートサイト制作事例があるか |
| 運用体制 | 公開後の更新・改善・アクセス解析まで伴走してもらえるか |
| 提案力 | 目的整理や導線設計まで踏み込んだ提案を受けられるか |
自社と近い業種・規模の制作実績を確認する
まず確認したいのは、自社と近い業種・企業規模のコーポレートサイトを手がけた実績があるかどうかです。BtoB企業とBtoC企業のサイトでは、必要となる情報設計や導線の考え方が大きく異なります。中小企業のコーポレートサイト制作経験が豊富な会社であれば、限られた予算の中でも信頼獲得や採用強化につながる提案を受けやすくなります。
公開後の運用や改善まで伴走できるか見極める
コーポレートサイトは公開してからが本番であり、更新や改善を継続できる体制が整っているかを見極めます。制作のみを請け負い、公開後は自社対応となる制作会社も少なくありません。アクセス解析をもとにした改善提案や、コンテンツ追加の相談まで一貫して任せられるパートナーを選ぶことで、中長期的な成果に結びつきやすくなります。
課題ヒアリングと導線設計の提案力を比較する
初回相談時のヒアリング内容や提案書の質を比較することで、制作会社の提案力を見極めることが可能です。「サイトを作ること」だけをゴールにせず、問い合わせや採用応募につなげる導線設計まで踏み込んで提案してくれる会社は、成果の出るサイトを任せられる可能性が高い傾向にあります。自社の課題を的確に言語化・整理してくれるかどうかも、重要な判断材料となります。
コーポレートサイトを外注する際の費用相場

外注時の費用は、サイトの規模や求める機能の複雑さによって3つの価格帯に大きく分類されます。
| サイトの規模 | 費用の目安 | 想定されるページ数と仕様 |
|---|---|---|
| 小規模 | 30万〜80万円 | 5〜10ページ程度、テンプレート活用 |
| 中規模 | 80万〜300万円 | 10〜30ページ程度、オリジナルデザイン・CMS導入 |
| 大規模 | 300万円以上 | 30ページ以上、高度なシステム開発込み |
小規模は30万から80万円が目安となる
テンプレートを活用し、会社概要やサービス紹介など必要最低限のページで構成する小規模サイトは、30万から80万円が相場です。デザインのカスタマイズ要素は少ないものの、スマートフォン対応や基本的な問い合わせ機能は備わっています。起業直後のスタートアップや、名刺代わりのサイトを短期間で公開したい企業に選ばれることが多い価格帯です。
中規模は80万から300万円を見込む
自社のブランディングを意識したオリジナルデザインを採用し、ページ数が10から30ページ程度になる場合は80万から300万円を見込みます。デザインの自由度が高く、採用情報や事例紹介などのコンテンツを充実させることが可能です。自社で更新しやすい仕組みであるCMS(コンテンツ管理システム)も組み込まれることが一般的で、中小企業のコーポレートサイトとして標準的な規模といえます。
大規模は300万円以上の予算を見込む
ページ数が数十ページに及び、独自のシステム連携などを盛り込む大規模サイトは、300万円以上の予算が必要です。複数の事業部を持つ企業や、数百名規模の採用サイトを併設する場合などに該当します。制作期間も半年以上かかるケースがあり、要件定義の段階から緻密なプロジェクト管理が求められます。
成果を出すための運用とデザインのコツ

コーポレートサイトは作って終わりではなく、公開後の運用とユーザー目線のデザイン設計が成果を左右します。
| 成果を出す要素 | 実施すべき具体的な施策 |
|---|---|
| スマホ最適化 | スマートフォンでも読みやすい文字サイズと配置にする |
| ファーストビュー | サイトを開いた瞬間に企業の強みが伝わる工夫を施す |
| コンテンツ更新 | 最新情報やコラムを継続的に追加し鮮度を保つ |
| アクセス解析 | ユーザーの行動データを分析し、サイトを改善する |
スマートフォンでの閲覧に最適化する
アクセスするユーザーの多くがスマートフォンを利用しているため、モバイル端末での閲覧に最適化された設計が重要になります。文字の読みやすさやボタンのタップしやすさを考慮したレスポンシブデザインを採用します。モバイル対応が不十分なサイトは、ユーザーの離脱を招くだけでなく、検索エンジンからの評価も下がる傾向にあります。
強みが伝わるファーストビューにする
ユーザーがサイトを訪れて最初に目にする画面で、自社が何を提供している企業なのかを即座に伝えます。訪問者は最初の数秒でサイトに滞在するか離脱するかを判断するとされています。魅力的なキャッチコピーと関連性の高い高品質な画像を配置し、ターゲットの関心を惹きつける工夫を取り入れます。
最新情報や導入事例を定期的に更新する
サイト公開後も、お知らせや新着の導入事例などを定期的に追加して情報の鮮度を保ちます。何年も更新が止まっているサイトは、企業活動が停滞しているようなマイナスイメージを与えかねません。継続的な情報発信は、ユーザーへの信頼感醸成につながるだけでなく、検索順位の向上にも寄与すると考えられます。
アクセス解析を導入して改善を重ねる
サイトの訪問者数や閲覧されているページを計測するアクセス解析ツールを導入し、データに基づいた改善を重ねます。どのコンテンツが読まれているか、どこでユーザーが離脱しているかを客観的な数値で把握できます。仮説を立ててページの内容や導線を修正していくことで、問い合わせ数や採用応募数を着実に増やしていくことが可能になります。
目的に合った手順と運用で成果につながるコーポレートサイトを作ろう

コーポレートサイトの制作は、自社の目的とターゲットを明確にし、会社概要や事業内容といった必須情報を整理したうえで、正しい手順で構築を進めていく作業です。テンプレートを使った自作からオリジナルデザインの大規模な外注まで選択肢は幅広く、要件が複雑になるほどプロフェッショナルな視点での設計が必要になります。
しかし、通常業務を抱えながら、サイト構成の検討から制作会社の選定、公開後の運用体制までを社内の担当者だけで完結させるには、相応の知識と多大な時間がかかるのも実情です。
株式会社シスコムは、29年にわたり3,000サイト以上のBtoB企業のサイト制作を支援してきたホームページ制作会社です。
目的のヒアリングから導線設計、デザイン制作、公開後の運用改善まで、専門チームが伴走型でサポートするのが特徴です。信頼獲得と問い合わせ増加につながるコーポレートサイトの立ち上げを、豊富な実績をもとに支援します。
新規での制作やリニューアルを検討されている方は、下記のページから無料でご相談いただけます。サイト構成の方向性が固まっていない段階でもご提案が可能ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。
株式会社シスコム ご相談・お問い合わせページ







