採用担当者必見!【2025年最新調査】 若手にささる採用動画とは?アンケートからわかる求められる「内容」と「時間」

ミニナレ編集部

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  • 公開日

    2025.09.30

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若手にささる採用動画とは?アンケートからわかる求められる「内容」と「時間」

求人募集時、ホームページや求人サイトへの掲載のほかにどのような手段で自社の魅力をアピールしていますか。手段の一つに「採用動画」は入っているでしょうか。TikTokやYouTubeといった動画になじみがあるであろう若手求職者に向けて動画を活用することは、応募の集客に一定の効果が予測できます。

しかし、実際にはどのような動画が求められているのでしょうか?せっかく作った動画も、内容が適していなければ活きてはきません。そこでシスコムでは、この実態を明らかにするため、全国の20〜30代の若手求職者を対象としたアンケート調査を実施しました。

PR TIMESにて調査結果を公開:【採用担当者必見!「5分」が分かれ目!若手求職者が本当に見たい採用動画とは】
(PR TIMESのアンケート結果記事ページが別ウインドウで開きます)

本記事ではそこから得られた結果をもとに、今求められている採用動画について詳しく解説していきます。

目次

    アンケート調査結果:「タイパよく実像を知りたい」がニーズ

    20〜30代の若手求職者600名を対象に実施した「就職活動時の動画活用に関するアンケートの結果です。

    求職者が知りたいのは、やはり「仕事の内容」

    企業の採用動画を見る場合、どんなことが知りたいですか?

    「企業の採用動画を見る場合、どんなことが知りたいですか?」と、動画をみる目的を聞いたところ「仕事の内容」と答えた方がどの世代でもトップでした。さらに「会社の雰囲気」「社員のリアルな声」と続きます。年代別に見ても各年代とも知りたい優先順位に大きく差はありませんでした。このことから、動画でしか得にくい情報を求職者は求めていることがわかります。

    採用サイトでも、最も見られるのは「仕事の内容」でした。しかし次点では福利厚生であったことから、動画ならではの「音」や「画面から感じ取られる雰囲気」が重視されることがうかがえます。

    動画のメリットは、テキストでは伝えにくい情報を映像で見せられることです。そのメリットを最大限に活用するには、アンケートから読み取れるように、求職者自身が応募先の会社で実際に働くイメージを具体的にふくらませることができる要素を盛り込むことです。実際に働いている社員の動きや声、会話の雰囲気、そうした企業のミクロな姿も親近感・安心感につながるはずです。

    理念や社長メッセージの動画を掲載するケースがもちろんあってもよいでしょう。しかし、多くの求職者の目に留まってほしい、わが社を知るきっかけにしてほしい、という場合はアンケート上位の内容に絞って作成することを意識する方が適しています。

    若手求職者の興味があるのは働くイメージが湧きやすい動画

    企業のどのような動画に興味がありますか?

    また「企業のどのような動画に興味がありますか?」を聞いたところ「オフィス・働く環境紹介動画」「仕事内容の説明動画(1日の流れやプロジェクトの進め方など)」「福利厚生や制度について説明する動画」が上位に並びました。

    この設問でも、仕事内容や働く環境など、実際に勤めたときの姿がイメージしやすくなるような動画が求められているといえます。また、社員インタビュー動画は上位にあるものの、内定者や経営役員などの座談会やメッセージ動画を選んだ人は少なかったという結果からも、メインとなる(身近な存在となる)現役社員からの話が聞きたいという希望の現れと捉えることができます。「声と顔」がわかるのは動画の魅力ですが「だれを登場させるか」といった視点も必要です。

    動画の長さは5分以内が理想的

    採用動画はどのくらいの長さであれば見ますか?

    「採用動画はどのくらいの長さであれば見ますか?」を聞いたところ「1〜3分」と「3〜5分」が拮抗し、全体の半数の割合を占めました。理由は「長すぎても見ないが短すぎてもわからない」「あまり長いと飽きる、疲れる」という意見や「色々な企業が見たい」「簡潔にまとめて欲しい」「短すぎても伝わらない」という意見が多くみられました。集中して見られる長さは1〜5分程度と想定し、コンパクトにまとめた方がよさそうです。

    一方「10分以上でも内容次第では見たい」も1割ほどいます。「内容が大事だから時間は関係ない」「より会社を知りたい」という意見もあり、そのような熱意のある求職者に対しては、より理解度を高めてもらうために長い動画も有効といえそうです。

    採用動画を見ない人は「興味がない」「面倒」「信憑性がない」という意見が多数でした。このような意見をもつ人にも見てもらえるような採用動画を作ることも重要となってきます。

    採用動画制作で押さえるべき5つのポイント

    上記アンケートから採用動画作成のポイントは5つです。一言でまとめると「オフィス内で働く現役社員の姿を短めの尺で描くこと」といえそうです。

    POINT -ポイント-

    1. 見られやすい動画の長さは「5分」以内
    2. 「見せたい動画」ではなく「求められている動画」を用意する
    3. 「働くイメージがわく」をコンセプトに
    4. 「だれ」を登場させるかも重要
    5. 詳細動画は「別に作る」

    1.見られやすい動画の長さは「5分」以内

    アンケートからは、1~5分程度の動画を強く求められていることがわかりました。すきま時間にも確認できるようなタイパの良さを感じる採用動画を一つ作ることが見てもらえる大きな鍵となりそうです。

    2.「見せたい動画」ではなく「求められている動画」を用意する

    たとえば、仕事の内容を見てもらうよりも理念に共感してほしいケースもあるかもしれません。しかし、多くの若手求職者が知りたいのは「仕事の内容」でした。自身の企業と出会ってもらうためにも、いったんはアンケートから読み取れる「求められている動画」を作ってみることをおすすめします。

    3.「働くイメージがわく」をコンセプトに

    声や動き、雰囲気など動画ならではの表現を使い、動画を見た人が「この会社に入って働く自分」をイメージできるように作るとよいでしょう。アップ画面だけではなくオフィス環境がわかる場面を入れるのも手です。

    4.「だれ」を登場させるかも重要

    3と関連しますが、求職者にとって身近な存在となりそうな登場人物を動画の主役にするほうが、自身が勤めたときのイメージ形成に役立ちそうです。若手社員や経営者より、応募先でメインに働く社員を登場させるとよいでしょう。

    5.詳細動画は「別に作る」

    1や2と関連します。5分以内の動画を求める人が半数以上だったものの、それ以上、中には10分以上でも見たいという人も一定数いました。詳細を求める人たちに向けた長めの動画や、本当に伝えたいことを撮った動画を別に用意すると、幅広い応募者の獲得につながりそうです。

    採用動画は、わかりやすく、端的に

    上記アンケートからは、採用動画を見たいと思う多くの求職者が「仕事の内容」「会社の雰囲気」「社員のリアルな声」など、動画でしか表現できない情報を求めていることがわかりました。
    働く側の具体的なシーンを盛り込むことで、応募意欲を高めると同時に入社後のミスマッチを防げることにつながります。

    また、動画の長さは「1分〜5分」程度に簡潔にまとめ、理解しやすい内容にすることが重要です。動画への目的はある程度意見がばらけたものの、長さに関しては半数以上が5分以内と回答していることから「基本的にはコンパクトにまとめる」を意識することが有効です。
    詳細な内容を織り込んだ長めになる動画は、具体的に検討している人用に別に用意する、短縮版や通常版などを選べるようにするなど、動画のバリエーションを増やしておくとよいでしょう。

    シスコムでは、採用動画の制作だけでなく、採用サイト制作、ラジオによる求人など、採用全般のご提案を行なっています。既存サイトの無料診断や改善案のご提供も可能ですので、まずはお気軽にご相談ください

    ミニナレ編集部

    この記事を書いた人 ミニナレ編集部

    株式会社シスコムの記事コンテンツ編集部です。みなさまに価値のある記事の執筆をモットーに、わかりやすい記事を公開することを心がけています!おもにWeb制作や分析、WebデザインなどWebにまつわるノウハウ記事を執筆しています。Web制作やデジタルマーケティングでお悩みのかたは、お気軽にご相談ください!無料相談はこちらからどうぞ→ホームページ工房

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