メールマーケティングの活用法! メールコンテンツで売り上げを伸ばすコツ

ミニナレ編集部

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メールコンテンツで売り上げを伸ばすコツ

売り上げを伸ばす手段としてメールマガジン(メルマガ)を活用しようと考えているものの、その具体的な活用方法が分からないという人も多いのではないでしょうか。顧客分析を怠って開封率の低いメールばかりを送信していては、売り上げアップは期待できません。

 

そこで今回は、メールマーケティングの概要についてご紹介した上で、「メルマガの開封率を上げるメール内容」「メールマーケティングの導入方法」などを詳しくご紹介していきます。

 

一般的なメルマガと、しっかりと顧客分析されたメールマーケティングの「違い」を認識することで、より読者の購買意欲を後押しし、売り上げアップを狙える「効果的なメールコンテンツ」が配信できるようになります。
ぜひ、本記事を参考に、メールマーケティングによる売り上げアップを図ってみてください。

目次

    メールマーケティングとは?顧客の購買意欲を後押しするコンテンツ

    メールを配信するだけではない?メールマーケティングの基礎知識

    メールマーケティングとは、広義としては「メール配信だけでマーケティングの成果をあげること」を指します。

    では、そもそも「マーケティング」とは何でしょうか。
    マーケティングとは、顧客に価値提供を行い、その対価として利益を得ることです。したがってメールマーケティングは、新規はもちろん、リピーター増加など、メールを通して顧客を獲得することだと考えても良いでしょう。

    中には「メルマガ=メールマーケティング」だと思われている方もいますが、メルマガはメールマーケティングの手法の一つに過ぎません。単純なメール配信は、メールマーケティングと言うことはできません。

    メールマーケティングは、あくまでも顧客のニーズに沿ったメールコンテンツをタイミングよく配信し、適切なタイミングで顧客の購買意欲を後押しするコンテンツなのです。

    メルマガとメールマーケティングの違いは?4つの配信メールの手法

    まず、メルマガとメールマーケティングの違いは何でしょうか?
    メルマガとは、「登録した会員に一斉に同じメールを送ることで、情報を届けること」に対し、メールマーケティングは、「登録した会員一人ひとりに最適化された内容のメールを最適化されたタイミングで送ることで情報を届けること」です。
    残念ながら、目的があやふやな状態で、ターゲットを絞らずタイミングも決めずにメルマガを出すだけでは、マーケティング効果が薄くなってしまいます。
    ここでは、メールマーケティングにおける効果的な配信メールの手法を4つご紹介します。

    メールマガジン(定期メルマガ) 登録したユーザーに対して、メールでしか入手することができない貴重な情報を配信する方法です。季節や情勢などに合わせて旬な情報を届けたい場合や、期限の設けられているセール情報を届けたい場合には、この定期メルマガが効果的と言えるでしょう。
    ステップメール 契約の成立やリピーターの獲得を目的とし、配信するタイミングを配信者側で設定し、段階的に話題を展開していくメール配信手法です。ユーザーの状況に応じて段階的に情報が送られてくる分、ユーザーに寄り添ったメッセージを届けることができます。
    ターゲッティングメール(セグメントメール) 取得している顧客情報から、メール配信リストを作成(性別など)、特定のターゲットにのみメール配信を行うという手法です。ターゲットを絞ることによって、ユーザーのアクション率を上げることを目的としています。
    リターゲッティングメール ターゲッティングメールよりも条件を細分化し、メール配信を行う手法のことです。例えば、「キャンペーンページを2回以上閲覧している読者」や「カートに商品を加えたものの、購入には至らなかった読者」など、顧客の行動による特定条件を設定してメールを配信します。

    メールマーケティング市場を取り巻く環境は? SNSよりメールが強い

    通信の主役はまだまだメール?メールマーケティングの市場規模

    近年はSNSの利用者が増加していることもあり、コミュニケーションにさまざまな手段で行われるようになっているのは事実です。しかし、総務省による調査結果によりますと、20~30代においては、いまだインターネット利用の目的として「電子メールの送受信」を挙げる人が90%ほど存在しています。そのため、「SNSの市場規模が拡大しているのは事実だが、それでもメールの市場規模は大きい」といえるでしょう。
    また、総務省の「平成29年(2017年)通信利用動向調査」によりますと、携帯電話・スマートフォン普及率が一気に高まったことで、家の中はもちろん、外出中でも気軽に電子メールを送受信することができるようになりました。これにより、メールの市場規模は拡大傾向にあり、顧客へのアプローチ方法として「メールマーケティング」として極めて有効であると考えられるわけです。

    SNSが普及してきたといっても、まだメール利用率は極めて高いため、今後も「メールマーケティング」を行っていく価値は十分にあるといえるでしょう。

    成功するメールマーケティングとは?開封率を上げる顧客情報分析のコツ

    メール送信前に行う情報分析は?ターゲット・ニーズ・タイミング

    メールマーケティングにおいては、新規顧客獲得、リピーター獲得、売り上げ増など、メール配信することで企業の利益につなげることが成功と言われます。
    メール配信前に極めて重要なポイントとなるのは「情報分析」です。「どのようなターゲットに送信するべきなのか」「読者の目的は何を求めているのか」「どのタイミングで配信するのがベストなのか」という点をはっきりさせておかなければ、望んだ通りの成果は期待できません。では、どのような情報分析を行えば、メールマーケティングを成功させることができるのか、ポイントを見ていきましょう。

    ターゲット 「性別」「年齢」「居住地」といった基本情報から最低限ターゲッティングを行うようにしましょう。マーケティングにおいて、ターゲットの絞り込みは絶対に欠かすことのできないポイントであると言えます。
    ニーズ セール情報や季節のお役立ち情報、クーポンなど、「顧客が求めているのは何か」という必要性(ニーズ)を分析しておきましょう。読者のニーズを調べ、メールの開封率を上げるようにしましょう。
    タイミング メールを配信する上で、タイミングも極めて重要なポイントになります。季節に合ったものやセール前など、情報が有効活用できる時期を考えましょう。

    以上の3点をよく分析した上でメールを配信すると、マーケティング効果が見込める可能性が高くなります。

    メール送信後に行う情報分析は?メール開封率・クリック率・コンバージョン(成約)率

    メールマーケティングにおいて、メール送信前の情報分析はもちろん、「メール送信後の情報分析」も非常に重要な作業の一つと言えます。そのメール送信後の情報分析として挙げられる作業は、次の3点になります。

    メール開封率 送信したメールが開封された率
    クリック率 メールに添付したURLがクリックされた率
    コンバージョン(成約)率 メールが配信された目的が達成された率

    送信後にこれらを分析することによって、「そもそもメールが開封されていないのか」「メールは開封されているものの、URLがクリックされていないのか」「URLはクリックされたものの、目標達成に至っていないのか」など、課題を明確化する上で欠かせない「問題の本質」を追及することが可能になります。いくら「URLをクリックさせるための工夫」を行っていても、そもそもメールが開封されていない状況では意味がありません。だからこそ、その3点をしっかりと分析し、どこに問題があるのかはっきりさせるようにしましょう。

    ちなみに、メール開封率・クリック率・コンバージョン(制約)率は、メールマーケティング専用ツールで確認することができますので、必要に応じて活用してみてはいかがでしょうか。

    メールマーケティングの導入法は?ツールの便利な機能を使いこなそう

    ツール導入の前に知っておきたいMAツールの機能

    多くの企業では、「MAツール(マーケティングオートメーションツール)」を活用してメールマーケティングを行っています。
    MAツールとは、膨大な業務や繰り返し行われている典型的な作業を自動化し、効率化させるための仕組みを持っており、メールマガジン配信の効率を高めるツールです。
    では、具体的なツール機能を見ていきましょう。

    グルーピング機能 メール配信前に使う機能です。条件に当てはまるユーザーを属性ごとなどにグループにまとめて、一括でメールを送信することができます。メルマガはもちろん、ステップメール、ターゲッティングメールを送信する際にも有効です。
    開封率・クリック率測定機能 配信したメールの開封率、添付したURLのクリック率を測定することが可能です。開封率やクリック率を測定することで、「メールのタイトルに問題はなかったか」「メールの内容に問題はなかったか」など後から分析することができます。
    HTMLメール作成機能 文字サイズや色、動画の挿入をすることができます。これにより、見栄えの良い「人を惹きつけるメール」を作ることが可能になるのです。HTMLが分からなくてもツールを利用すれば簡単に作成することができます

    MAツールにはこのような機能が含まれていますが、ツールによって少しずつ機能は異なります。そのため、自社で行おうとしているメールマーケティングの目的をはっきりさせた上で、自社に適したツールを導入することが重要になります。

    MAツールにかかるコスト

    MAツールを導入することによって、「メールマーケティングの効率化を図れる」というメリットが得られるわけですが、一方のデメリットとして、「MAツール導入にはコストがかかる」という点が挙げられます。
    利益率を増やすためには、MAツールの運用コストを抑えること。
    運用コストを抑え、なおかつ自社の求める成果を得られるMAツールを導入することが重要となるのです。
    「BtoB向け」、「BtoC向け」か、ツールによって運用コストは大きく異なります。導入コスト・月額コストだけで判断せず、自社が求める成果を明確にして、会社に合ったツールを選ぶことが重要になるでしょう。

    また、人件費の削減はできませんが、無料のMAツールもあります。また有料MAツールの無料体験期間などもあるので、自社に合うマーケティング方法やツールを探しましょう。

    ターゲットに合わせた適切な手段でMAツールと合わせて効果的に活用

    今回は、メールマーケティングを成功させる上で重要なポイントやMAツール(マーケティングオートメーションツール)の選び方などをご紹介させていただきました。最後にもう一度、今回のポイントをおさらいしてみましょう。

    POINT -ポイント-

    ・ただメールを配信するだけではマーケティング効果は期待できない。顧客のニーズに合った情報の分析を行い、適切なタイミング発信することが大切

     

    ・メールマーケティングとは、登録した会員一人ひとりに最適化された内容のメールを最適化されたタイミングで送ることで情報を届けること。手法は定期メルマガ、ステップメール、ターゲッティングメール、リターゲッティングメールの4つある

     

    ・SNSが普及してきたといっても、まだメール利用率は極めて高いため、今後も「メールマーケティング」を行っていく価値は十分にある

     

    ・メールマーケティングにおいて重要なのは「情報分析」であり、メール送信前に行うべき分析は「ターゲット」「ニーズ」「タイミング」の3つ

     

    ・メール送信後に行う情報分析は、「メール開封率」「クリック率」「コンバージョン(制約)率」の3つ

     

    ・MAツールを導入する前にツールの機能を知り、自社に合っているか検討することが大切

     

    ・MAツール導入には無料のものもあるが、基本的にはコストがかかるため、自社のマーケティング方針にあったツールを選ぶことが大切

    メールマーケティングを効率良く行うためにMAツールを導入するのも一つの手ですが、「Web制作会社にメールマーケティングを依頼する」というのも一つの手段です。メールマーケティングに人手を割く余裕がない場合は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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    この記事を書いた人 ミニナレ編集部

    株式会社シスコムの記事コンテンツ編集部です。みなさまに価値のある記事の執筆をモットーに、わかりやすい記事を公開することを心がけています!おもにWeb制作や分析、WebデザインなどWebにまつわるノウハウ記事を執筆しています。Web制作やデジタルマーケティングでお悩みのかたは、お気軽にご相談ください!無料相談はこちらからどうぞ→ホームページ工房

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