【企業の採用SNS担当者必見のアンケート結果】 10〜30代の若手求職者が感じている「企業SNS投稿」の違和感と改善方法
- 公開日
2026.02.12
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ネットで情報を集めることが簡単になった今、若手の求職者は企業の「SNS投稿」をどのくらい閲覧しているか、そしてどのように受け止められているかの実態を調査するためアンケートを実施しました。
PRTimesにてアンケート結果を公開しています。
“採用担当者が気づかない「SNS投稿の落とし穴」10〜30代の若手求職者88%が悪印象?!“
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000134753.html
本記事ではそこから得られた結果をもとに、企業SNSの投稿内容で気をつけた方が良いポイント・採用活動中の若者に好印象を与えられる投稿内容について、Web制作会社目線の見解を要約して解説していきます。
目次
調査結果:就職活動時のSNS活用に関するアンケート
10〜30代の若手求職者708名を対象に実施した「就職活動時のSNS活用に関するアンケート」の結果です。
求職者の約半数が企業SNSをチェックしている

就職活動において企業SNSをチェックする人は55%・全くチェックしない人は45%でした。またチェックしているSNSは1位が「Instagram」、2位「YouTube」、3位が「X(Twitter)」で、年代別で見てもそれほど差異はありませんでした。
約半数の人が企業のSNS投稿を「やりすぎ」「無理してる」と感じている

特に「感じたことはない」と答えた人は44%の反面、違和感を感じたことが「たまにある」37%、「よくある」は19%で、約半数以上の人がSNSの投稿に関して「やりすぎ」「無理している」と感じていることがわかりました。
どのような投稿内容が該当するのかを、想定される項目を次の設問で調べました。
社員のテンションが不自然なSNS投稿は逆効果

設問の中で1位だったのは「社員が不自然にテンション高く演出感が強い」が256人で、どの年代でも一番多く選択されていました。2位「若者言葉を無理に使っている」146人、「社員のプライベートを切り売りしてる感じがする」134人、「オフィスの「オシャレアピール」がしつこい」132人と並び、「採用目的が見えすぎて“下心“を感じる」82人と続きました。
一時期流行った面白コンテンツのSNS投稿について、実はどう思うかを調べてみました。
社員のダンス・歌のSNS投稿は過半数が「面白いと思わない」
社員のダンスや歌などは話題にもなりやすく、社内親睦やPRとして取り組む企業も多くあります。それをSNSに載せている企業はどう思われているでしょうか。

実際の印象を質問したところ、そもそも「面白いと思わない」54%(383人)、「面白いが、入社したいとは思わない」は34%(242人)と、なんと88%もの人にネガティブな印象を与えていることがわかりました。「面白いから入社したいと思う」と答えた人はわずか12%(83人)となりました。
その理由の抜粋は以下の通りです。
面白いと思わない(内訳/10代:98人 20代:136人 30代:149人)
・エンタメ業界以外では馬鹿にしているかと思うから(20代/男性)
・やりたくてやっている訳じゃないのかなと考えてしまうから(10代/女性)
・普段の業務と関係ないから(30代/男性)
面白いが入社したいとは思わない(内訳/10代:96人 20代:81人 30代:65人)
・やらされてる感が見ていて辛い(20代/女性 他多数)
・見るだけなら面白いが自分がその一員になるのは嫌(10代/女性)
・明らかに業務外のことを社員がやっているように見えるから(10代/女性)
面白いから入社したいと思う (内訳/10代:33人 20代:23人 30代:27人)
・楽しく働けそう(20代/男性・女性 他多数)
・ユニークで良いと思うから(30代/男性)
・おもしろい(30代/男性 他)
面白いと感じた人は「楽しく働けそう」「面白い」のように、素直に好感を持っています。
ですが、全体の8割の意見は「見るだけならよくても仕事は別」「自分はやりたくない」という意見が多く、テンションやノリが合わず「やらされ感」などの違和感や不信感をもたれてしまっていました。
アンケートの結果から読み解ける要点
上記アンケートで、就職活動をしている人の半数以上はSNSをチェックしていることがわかりました。SNSを閲覧するという行動は、興味があり企業について深く調べてくれている状態です。
SNSまで見に来てくれた求職者に対して気をつけたい投稿内容、また企業側が求職者にアピールできる部分について、シスコムのSNS運用サポート業務経験上の観点から以下の3点が推察されます。
POINT -ポイント-
・自社イメージと投稿内容の相違に注意
・Webページにはない新鮮な情報を魅せることが重要
・ターゲットを冷めさせない投稿
それぞれ詳しく掘り下げて解説していきます。
自社イメージと投稿内容の相違に注意

求職者はさまざまな職種のSNS投稿内容を、最新のものだけでなく履歴も見ています。企業の製品やサービスの紹介・採用情報の告知以外に、業務とは全く関係ない流行の話題などの投稿もよくあるものですが、企業イメージから離れた投稿内容が続いてしまうと、初めて見た閲覧者から違和感を持たれてしまいます。
また法人や金融・行政向けのサービスや製品を扱っている『堅い業種』と思われがちな場合、SNSの投稿にも真面目なイメージをもたれてしまうので、面白い内容の投稿は初見では余計に違和感を与えてしまうかもしれません。
Webページにない新鮮な情報を魅せることが重要

企業の採用サイトなどの情報から読み取ることができない、企業の側面的な社員目線を感じさせることができるのもSNSのメリットであり、面白さでもあります。
企業で働いている人たちの日常の様子がリアルタイムに投稿されて、自分の価値観と合うものであれば、『自分に合いそう』『働きやすそう』という親近感が湧いてきます。勤務中の雰囲気は『堅い業種』であっても勤めている中の人は常にそうとは限らないことがわかれば、求人情報では読み取れない魅力を見せることができます。
企業のSNS担当者、いわゆる「中の人」の主観がどのくらい強くでているかで個性が出て、受け取られ方も変わってきます。業務の中で感じた、「一般目線から見たらとても興味深い部分」がにじみでていれば、より生きた情報となって共感を呼ぶことも多いです。「働きやすさ」につながる居心地や、新しい・楽しいことがどのくらい社内で許容されているかも図ることができ、そこから社内の雰囲気を感じることもできる「客観的な視点」の投稿が求められます。
ターゲットを冷めさせない投稿
単に世間のウケを狙って『面白ネタ』を投稿することもあるかもしれませんが、見ている側は「業務とは違うことをわざとらしくやらされている?」と感じてしまった人が多いことが今回のアンケート結果にも出ています。

投稿の説明文に、例えば「ダンスが得意なA君に昼休みにみんなで教えてもらった」などの説明があれば、状況や経緯が理解でき、コミュニケーションがとりやすい雰囲気であることから共感・好感が得られます。
社員の賛同を得て楽しく行っているのに、その説明が足りず企業側からの押し付けややらせと思われてしまっては、せっかくの企業内の雰囲気の良さを誤解されてしまう可能性があります。業務に対して不誠実な印象を持たれてしまわないよう注意が必要です。
SNS投稿は公式Webページにない情報を伝えることが大事

売り手市場のいま、多くの求職者に応募してもらいたい気持ちはもちろんですが、ミスマッチですぐ離職となっては意味がありません。求職者に完全に合わせるのではなく企業側が「来て欲しい人」像に共感される情報をSNSで計画的に投稿していくことが大事です。
SNS投稿は、企業が許容できる範囲で新たな側面・魅了を出すことが可能です。
業務に関係ない社内イベントの光景を投稿する場合は「なぜ今のタイミングで、この内容で投稿するのか」という説明を必ずいれて、受け取る側にしっかり説明することが大事です。
企業からの発信なので以下のポイントを踏まえた投稿をするように注意が必要です。
POINT -ポイント-
●一般の人やクライアント、求職者すべてが楽しめる内容か客観的なチェック
●流行り物ばかりの内容だと「受け狙い」「やらされ感」が増すので留意
●世間の時事や情勢を見ながら内容と投稿のタイミングを配慮
「採用サイトには記載・説明しにくいけど知らせたい情報」がある場合、その部分を補うように伝える方法をSNSで考えてみましょう。例えば職種によって求められるスキルや作業の複雑さをふまえて求職者が自身との向き・不向きが見極められる、繊細な部分を投稿で丁寧に説明するようにし、求職者側目線の投稿をすることが大事です。
SNS投稿内容が面白いことで認知が広まり企業の評価が上がる例も多数あります。1投稿のハードルが低く見えますが、企業が運営する以上は担当個人の判断では世間の常識判断が難しいものです。SNSは企業の顔の一面であることを忘れず、節度をもって取り組むべき発信手段として運用していきましょう。
シスコムでは、Webサイト改善をはじめ、お客様とのコミュニケーションを円滑にするさまざまな提案を行なっています。既存サイトの無料診断やSNS運用などの改善案のご提供も可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。









